ぼんやりと
昔から思い描いていたこと
いずれはそうなるのかな、と
周囲も見て思っていたこと
しかし
どうやら、自分は
そうはならないんじゃないかと
思っていたこと
どこかなにか違う
それは本質的ななにかが
決定的に違う
あらゆる要因をひっくるめて
だから、ある時期から自分にとっては
フィクションのように感じていた
自分にとっては本やドラマの世界と変わらないのだと
正直憧れはあった
だから、認めたくはなかった
経験が、認めざるをえなかった
諦めもあった
それでも一度光が見えた
見えただけだった
なまじ、見えただけに
改めて遠さを感じ
そしてやはり何かが違うのだと
思い知らされた