隙自語
少し年の離れた兄がいる。
両親の方針としては
年でどうこう、という扱いを
あまりしてこず平等に、を心がけていたらしい。
そのせいか、精神的な習熟は
割と早かったのではないかと思う。
感情が爆発した時、暴れるというよりかは
意趣返しのような方法を取ることは
割と小さい時からだったし
それは相手が同じ年齢でも先生でも、と記憶している。
どちらかというと(演義などで誇張された)軍師のポジションに憧れていたし、自分は曹操や劉備にはなれないんだろうな、と漠然と感じていた。
その、(今振り返れば)偽りの習熟した精神から
今の自分は一つも成長していないというか
歪んだ方向に進んだのでは、とここ数年思い始めた。