2020-08-16 虎 人生は何事をも 為なさぬには余りに長いが 何事かを為すには 余りに短いなどと 口先ばかりの警句を弄しながら 事実は、才能の不足を暴露するかも知れないとの 卑怯な危惧と、刻苦を厭う怠惰とが 己の凡てだったのだ。 己よりも遥かに乏しい才能でありながら それを専一に磨いたがために 堂々たる詩家となった者が 幾らでもいるのだ。 学生時代 これに出会った時 もう少し考えてりゃよかった