日々朦朧ウォーク

思いつくまま吐き捨てる。備忘録。

ゆうべは

子供の頃、「ゲームで結婚をするなんて」とショックを受けた。そして、「自分もいずれこういうことをするのか」と子供心に思っていた。だけどそれほど時間経たずに気づく、「僕はそういう人生送らないのだ」と。
 内向的で、なかなか他人と親しくなれない。異性は特に苦手だった。なるべく関わらないようにしてた。でも、それでいいと思ってた。少ないが友達はいるし、ゲーム、アニメ、マンガ、ラノベ、毎日それなりに楽しく生きてた。
 気づいたら、友人やきょうだい、いとこが、いつの間にか結婚し、子供が産まれた。周囲がそんな普通の人生歩むことに驚いた。なんでそんな当たり前みたいに重大な選択が出来るのか?不思議だった。誰からもそんなことは教わらなかった。虫は誰からも教わらず、飛び方や跳ね方を知っている。そんな感覚なのか。
 「俺は、人として大事な何かが欠落して生まれてしまった人間なのかもしれない」
 友達や親族の結婚や子供が産まれるのを心から祝福するが、それに憧れない。物語のように、「いい話だ」で終わってしまう。「誰かと人生を共にする」ことに、ドラクエの様なリアリティが湧いてこない。
 でも、それでいいと思ってた。大事なモノが欠けていても、ごはんやお菓子はおいしく、ゲームやアニメは面白い。マンガもラノベも映画も面白い。みんな、一緒にいたい人と出会えて自然にそうなった。その出会いが遅いか早いか、それだけの違いだった。

 

 

この2ページくらいが

ドストライクすぎて

単行本ぜんぶ買ってしまった